コラム

宇宙開発の金メダル [2012/08/15]

 

ロンドンオリンピックが話題となる中、宇宙開発でも金メダルと言われる快挙がなされましたね。
 
 
米国NASAの火星探査機「キュリオシティ」が火星に無事着陸し、これから2年間、火星の調査を続ける見込みとなっています。
 
火星は肉眼でも見れますから、あの星に人類の探査機がいて、今も調査を続けていると思うとわくわくしてきますね。
 
 
先日も金星食が起こり、今年は天文年と言われるほど天体観測に興味が深まるときですので、
少し星のことでも考えてみることにしましょう。

 

ご存知の通り、私たちの地球が存在する太陽系は太陽の大きなエネルギーによって支えられています。
 
太陽系の重量の99.9%は太陽といわれます。
 
太陽は内部で水素をヘリウムに変換する「核融合」が起こり、莫大なエネルギーを生み出し続けています。
 
太陽から放出されるエネルギーのうちわずか「数億分の一」程度がこの地球に届き、光と熱を与えてくれています。
 
まさに太陽の無償の愛といえるのではないでしょうか?
 
 
ただし太陽は11億年ごとに10%ずつエネルギー放出量を増し、同時に太陽も少しづつ膨張しつづけています。
 
太陽と地球は約46億年前に生まれたそうですが、60億年後には太陽エネルギーの源である水素が枯渇し、
太陽は赤色巨星に変化します。
 
このころには太陽は、水星や金星を飲み込み、地球に迫ってきます。
 
 
77億年後には地球は太陽に飲み込まれるか、あるいは膨張によってより遠くに押し出されるそうです。
 
 
ところが、そこまで行くはるか前、約10億年後には地球の表面温度はすでに急上昇し、
現在の生物が生存できるような環境ではなくなっているとか。
 
もし人類が進化しなければ、あと数億年程度で絶滅することになるのかもしれません。
 
 
そこで火星移住という夢物語の登場です。
 
 
地球から太陽の距離の1.5倍遠い位置にいる、現在の火星の表面温度はマイナス40℃といわれていますが、
今後太陽が膨張し、火星への熱エネルギー量が増えたとすると、火星の地下に相当量眠っているといわれる
永久凍土が解け、海が誕生し、大気を生み出すかもしれません。
 
火星の大気が温室効果ガスとなり、気温が現在の地球に近づくとしたら、地球から退避して、
火星に人類が移住するということが起こり得ます。
 
 
火星探査機キュリオシティには、宇宙の謎を紐解くという目的とともに、火星移住の可能性の起点となりうるかもしれないのです。
 
 
地球に人類が住めなくなるような頃に、果たして人類がそもそも滅亡せずに生き残っているのかすら疑問ではありますが、
探査機の名前どおり「好奇心」を持ち、夢を持ちつづけたいものです。
 
ちなみに、地球の表面に降り注ぐ太陽のエネルギー量を身近な単位であらわすと、1m2あたり 300-1000W(ワット)になるそうです。
 
1m2で300W(ワット)だとすると、畳一枚で450Wですから、3畳分もあれば冷暖房には十分です。
 
 
数億年後を見越した夢をみながら、今も降り注いでいる無償の太陽エネルギーをもっと有効活用できるような夢も見ていきたいですね。
 
 
カテゴリ: 今週のニュース

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