コラム

若者よ、海を渡らずとも海に出よ [2012/03/07]

先日、政府の原子力委員会新大綱策定会議にて、原子力産業や原子力研究開発に対する人材の不足が課題となっていました。

 
震災前の原子力産業の就職セミナーに1900人近い若者が集まったのですが、
震災後には500人に減ってしまったことを危機と感じた委員の方が、
 
「一旦人材が流出してしまうと、これを取り戻すことは容易ではない」
 
「若い人にとって原子力産業が将来性のある魅力的な仕事である必要がある」
 
と述べられていました。
 
 
放射性廃棄物の安全で安定的な技術開発、廃炉、核融合など未来の技術開発のためにそれを目指す技術者が必要だとは思いますが、
まだまだほかにも目指すべきものがあるのではないかとも思います。

 

日本は四方を海に囲まれ、その海岸線の長さはおよそ3万キロメートルと世界第6位です。
 
また、領海と海洋資源の開発と管理責任を持つEEZ(排他的経済水域)を合わせた面積は448万平方キロメートルに及び、
こちらも世界6位です。
 
ではこの水域の海水量はというと1500万立方メートルとなり、世界4位と言われています。
 
 
海水中にはたくさんの金属イオンが混じっていますから、これも自前の資源といえます。
例え0.001%しかなくても膨大な量になります。
 
もちろん海中には食糧資源もたくさんあります。
 
エネルギー資源も可能性にあふれています。
 
 
海上を吹く風は洋上風力発電に。
 
潮の運動エネルギーは波力・潮位差発電に。
 
海面と海中の温度差は海洋温度差発電に。
 
さらに海底には石油、天然ガスが眠っています。
 
 
国土面積では世界62位の小さな国が世界を席巻する経済力や成長力を見せられたことはもちろん素晴らしい実績ですが、
まだ世界に見せつけていない資源にあふれた国なのです。
 
 
近年海を渡って旅行したり、留学する若者が減少していることが問題と報道されています。
 
 
しかし、若者よ、「海を渡らずとも海に出よ。」
 
 
そこには神秘と夢と冒険とロマンが待っています。
 
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