コラム

うちで使う灯油はクウェート産だよ!の世界 [2012/02/15]

 

先日念願がかなって、ペレットストーブを購入しました。
 
聞きなれないかもしれませんが、「ペレットストーブ」とは間伐材やおがくず、鉋くずなどの木材を圧縮成型した「ペレット」を燃料とする
ストーブのことです。
 
 
外見は薪ストーブにも似ているのですが、実は似て非なるもの。

 

薪ストーブは丸太も枯れ葉も、もちろんペレットも燃やせますし、熱は輻射方式ですので、じんわり長い暖かさが得られます。
 
煙突や炎の揺らぎなど暖房だけでなく、心地よさも得られます。
 
 
ただし薪ストーブを使うには、薪の入手や、薪の置き場所の確保、火起こしなど手間隙がかかります。
 
設置したくても宅地事情で難しいこともあるでしょう。
 
 
ただ薪ストーブを使われている方に聞いてみると、皆さん自慢げに(!)満足感たっぷりにお話されますので、
できることなら薪ストーブを目指したいものです。
 
 
残念ながら、借家暮らしの私には、薪ストーブはかないませんでした。
 
 
一方、ペレットストーブは薪ストーブと石油ファンヒーターの中間のような位置づけです。
 
 
石油ファンヒーターと同様少なめですが、電気を使って、燃料の投入量を制御し、温風を作り出します。
 
 
燃料が灯油ではなく、木材のペレットだという違いだと思われるとよいでしょう。
 
 
ペレットストーブには薪ストーブほどの煙突は必要ではありません。
 
FF式ファンヒーターやエアコンのように壁に穴を開けて排気口を作る工事だけは必要ですが、この程度であれば借家でも可能です。
 
 
ペレットは国内各地で生産されていて、必要な分だけ配送してもらえます。
 
 
地球の裏側から運ばれる灯油やガスを使わず、国産の余剰木材を燃料にできることで、CO2の削減にも国産エネルギーの活用にもなります。
 
日本の森を守っているという点も魅力的です。
 
暖かさは必要十分。木を燃やしても私たちの生活には十分な熱が得られます。
わざわざ地球の裏側から運んだり、一旦燃やして電気にして電気からまた熱を作るようなもったいないことはありません。
 
 
何より面白く感じているのが、自分が使っているエネルギー資源の産地を選べるということです。
 
 
今、ご自分が使われている電気やガス、灯油の産地がわかるでしょうか?
 
残念ですができません。
 
 
ところが薪やペレットはそれができます。日本中で、数は少ないですが、
ペレットが製造販売されていて、自分で産地を選ぶことができます。
 
 
灯油ストーブを使っていて「今日の灯油はクウェート産です」ということは難しいでしょうが、
ペレットや薪なら「今日の暖かさは飛騨高山産です」ということができます。
 
自分でエネルギー源を納得して選べるということが何より面白く感じています。
 
 
 
発電方式を消費者自らが選べる社会が来ることを待望していますが、
まだまだ技術的にも政治的にもハードルが高そうです。
 
 
ペレットストーブは非常にアナログ・レトロ・ローカルですが、
何気に最先端を進んでいるように思えてなりません。
 
 
日本の森のキャパシティは非常に大きいにも関わらず、ペレットの流通量はまだまだ少なく、
ペレット愛好者がもっと増えて欲しいものです。
 
 
機会があれば、ご検討ください。
 
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