コラム

電気を自ら選ぶ時代はくるか [2011/11/23]

 

このところ一気に肌寒くなってきましたね。
 
今年の冬は平年並みで東北地方は少し暖めの予報ということで、被災地の方は少しは寒さをしのげるのではないかと安心していますが、
このところは1日の中でも気温の変化が激しくなってきている感じがします。
 
地球温暖化は暖かくなるというより、気候が激しくなる方向が現れているような気がします。
 
今年電力の危機を経験した私たちにとって、この冬も今までどおりのスタイルを続けることにリスクや怖れを感じている方も多いのでは
ないでしょうか?

 

ここ数年地球環境問題に配慮した生活を送る人が増え、湯たんぽなどのエコ製品がよく売れていましたが、
今年は「石油ストーブ」がよく売れているのだとか。
 
 
もし停電が起こったら、エアコンや電気ヒーター、コタツ、ホットカーペットなどの暖房家電が使えなくなるばかりか、
石油ファンヒーターやガスファンヒーターなども電気が無いと動かないため、電気を全く使わない「石油ストーブ」に
注目が集まっているのです。
 
 
数年前は地球温暖化の影響から最もエネルギー効率の高い暖房機器としてヒートポンプエアコンを一押しにしていましたが、
電気への過度な期待や依存が危険ということを肌で感じ、多様なエネルギー源をもつ多様な暖房機器の中から、
それぞれの方がライフスタイルと環境への影響、経済性を考えて、自分にあったモノを選ぶ方向がよいように思えるようになりました。
 
 
私たちに必要なのは、選択肢がいくつか準備されている環境なのだと思います。
 
 
その点で電力はまだまだです。
 
 
(A)原子力 50% 火力 30% 再エネ 20% 単価25円/kWh
 
(B)原子力 20% 火力 30% 再エネ 50% 単価30円/kWh
 
(C)原子力  0% 火力 50% 再エネ 50% 単価35円/kWh
 
※単価は適当です。
 
 
今政府では、どんなエネルギー源をどのくらい混ぜ合わせることがベストなのか、
いわゆるベストミックスを検討しているようですが、ベストミックスは政府が決めるのではなく、電気を使う側の家庭や
企業に委ねるべきではないでしょうか?
 
 
上のような契約プランを電力会社が準備してくれたなら、私たちは自らどんなエネルギーを選ぶか決めることができますし、
企業がつくった製品やサービスがどんな電気を使っているかを明示してくれたなら、
私たちはその製品やサービスを自らの基準で選ぶことができるようになります。
 
 
家庭でも電気やエネルギーに関する家族会議が開かれるようになるはずで、みなさんの関心や知識も深まるでしょうし、
もし高額だけれども原子力を使わない電気を選ぶのであれば、高くなる分は省エネしましょうという協力も得られるでしょう。
 
 
自分で使う電気は自分で選び、その代わり、選んだ電気が持つ責任やリスクは自らが負う、その決断が必要です。
 
 
自ら使う電気を自ら選べる時代が来て欲しいものです。
カテゴリ: 今週のニュース

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